【Linux】rsyslogでログに関する設定を行う

Linux

ログの出力

エラーがあったり、コンピュータが何かの動作をすると、それらを記録します。周知の通り、それをログと言います。

Linuxではsyslogを使って、ログを管理します。

rsyslog

システムのログを管理するソフトウェアというものは色々あるらしいですが、rsyslogで色々検証してみます。

※個人で取り扱っているのがCentOS8なので、rsyslogという事情もあります。

rsyslogの設定ファイル

設定ファイルは/etc/rsyslog.confに記載されています。大まかな構成は「モジュール」「グローバル設定」「ルール」です。下記も各区切りで区切って記載しています。

コメントアウトされている箇所が多いので、有効になっている箇所だけ抽出。

【モジュールについて】

UNIXソケット経由でログを受け取る設定です。loggerコマンドと関係があるようです。

systemdのジャーナルをサポートする設定です。

【グローバル設定について】

作業ディレクトリについて書かれています。

出力に関する設定のようです。

読み込みファイルについて書かれています。

【ルールについて】

このあたりはログを他と同期する際にも編集します。

例えば「cron」に関するログは、「/var/log/cron」に格納するといった設定が書かれています。

syslogのファシリティのプライオリティ

ログと言っても一括りにはできません。ログの生成元であるファシリティ(facility)と、ログの重要度を表すプライオリティ(priority)でログの格納先や、エラー通知として取り扱うかなどを決定します。

ファシリティ

ファシリティ 説明
auth,authpriv 認証関連
cron cron
daemon デーモン
kern カーネル
lpr 印刷システム
mail メール
user ユーザープログラム
syslog syslogの機能
local0〜local7 独自で設定できる項目

プライオリティ

表記の通り、表の上側部分に位置するほど、優先度が高いです。

プライオリティ 説明
emerg 非常に危険な状態
alert 危険な状態
crit 危険な状態
err エラー
warnig 警告
notice 通知
info 情報
debug デバッグ
none 無効(メッセージを送らない)

ログの同期設定について

下記でルーターのログをサーバーに同期させる検証をしていました。まぁまぁ前の話ですが、何かの参考になればと思うので、記載。

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